パデルというスポーツを知っていますか?「どんなスポーツなのか知りたい」「テニスとは何が違うの?」「プレイするにはどんな道具が必要?」など、興味はあるものの詳しいことがわからない人も多いのではないでしょうか。
パデルは、テニスに似たルールを持ちながら、コートを囲む壁を使ってプレイする独自のラケットスポーツです。最近では日本でも競技を楽しめる施設が増え、注目が高まっています。
この記事では、パデルの特徴や基本ルール、テニスとの違い、必要な道具についてわかりやすく解説します。パデルをこれから始めたい人はもちろん、競技について詳しく知りたい人もぜひ参考にしてみてください。
荒川 真夏
パデルプロ選手
テニスコーチとしての活動経験や国内競技大会への出場を経てパデルへ参入。2026年9月現在、日本ランキング1位。国内外のツアー大会で精力的に実績を重ね、日本パデル界の牽引役として活躍している。
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パデルとは?どんなスポーツ?
パデルは、テニスに似たルールを持ちながら、壁を使った独自のプレイを楽しめるラケットスポーツです。
ここでは、初めて知る人にも分かるように、人数や道具、壁の使い方、基本ルールを順番に紹介します。
基本は2対2でプレイするラケットスポーツ
パデルは、2対2のダブルスでプレイするラケットスポーツです。テニスのようにラケットでボールを打ち合いますが、1対1ではなく、ペア同士で連携しながらポイントを競います。
テニスよりもコートが小さく、ラケットも短くて扱いやすいため、初めてラケット競技に挑戦する人でも始めやすいスポーツです。
≪パデルの競技人口は?≫
世界のパデルプレイヤーは約3,500万人に達しています。競技人口は世界で150ヵ国以上に広がっており、ヨーロッパを中心に、アジアやアメリカなどにも普及しています。
日本でもコートやスクールが増え、趣味として楽しむ人から競技レベルで取り組む選手まで、新感覚のスポーツとして幅広い層に広がりつつあります。
壁を使ってプレイできるのが大きな特徴
パデル最大の特徴は、コートの周囲に設けられたガラスや金網の壁を、プレイに活用できることです。
パデルでは自分のコートでボールが一度バウンドした後、壁に当たって跳ね返ったボールを打ち返せます。そのため、相手のショットを壁から返すレボテ(リバウンドを利用した守備)もパデルの醍醐味です。
壁を使って相手の意表を突いたり、時間をつくって体勢を整えたりできるのも魅力です。初めて見ると不思議に感じるかもしれませんが、壁を含めてコート全体を使うことがパデルならではの面白さにつながっています。
パデルの基本ルール
パデルの基本ルールはテニスに近いため、テニス経験者なら理解しやすいです。一方で、壁の利用やサーブの方法など、パデルならではの決まりもあります。
初めてプレイする人は、まず以下の基本ルールを押さえておきましょう。
≪パデルの基本ルール≫
- サーブは下から打つ
サーブはボールを一度バウンドさせ、腰より低い位置からアンダーハンドで打ちます。相手の対角線上にあるサービスエリアへ入れるのが基本です。 - ラリー中は2バウンドする前に返球する
自分のコートでボールが2回バウンドすると失点になります。相手コートへ返すまでの間に、ボールをしっかりコントロールすることが大切です。 - 壁を使って返球できる
自分のコートで一度バウンドしたボールが壁に当たり、その跳ね返りを打ち返せます。ただし、ボールが自分のコートで2回バウンドした場合は失点です。 - 得点の数え方はテニスと同じ
パデルの得点はテニスと同じく、0、15、30、40、ゲームの順に数えます。細かな試合形式は大会によって異なる場合があります。
このように、パデルは「テニスのようなわかりやすさ」と「壁を使う独自性」を持つスポーツです。ルールを覚えるだけでなく、壁からのボールの跳ね返りを読むことも上達のポイントになります。
パデルとテニスの違い
パデルはテニスルールだけを見ると共通点の多いスポーツですが、実際のプレイでは大きな違いがあります。それぞれの違いは以下の3つです。
- コート・壁の違い
- ラケットの違い
- サーブの違い
それぞれみていきましょう。
コート・壁の違い
パデルとテニスでは、コートの大きさや周りの構造が異なります。
| パデル | テニス | |
|---|---|---|
| コートサイズ | 20m×10m | ダブルスは23.77m×10.97m |
| コートの周囲 | ガラスや金網で囲まれている | 壁はない |
| 壁の利用 | 壁へ当たったボールを返球できる | 壁はプレイに利用しない |
パデルでは、後方や側面の壁を利用してボールを返します。壁からの跳ね返りを使うことで、テニスにはない独特のラリーが生まれるのが特徴です。
ラケットの違い
パデルでは、テニスとは異なる専用ラケットを使用します。形状や構造を比較すると、違いがわかりやすくなります。
| パデル | テニス | |
|---|---|---|
| ラケットの形状 | 板状 | フレーム+ガット |
| ラケット面 | 穴が開いている | ガット面 |
| ラケットの長さ | 約45cm | 約69〜73cm |
| 特徴 | コンパクトで操作しやすい | ガットの反発力を利用しやすい |
パデルラケットはガット(ストリング)がなく、ラケット面でボールをとらえて打ちます。面の角度によってボールの方向や高さが変わるため、細かな操作が重要です。
テニスラケットより短く作られているため、扱いやすい点も特徴です。ラケット競技が初めての人でも、比較的使い方を覚えやすいでしょう。
サーブの違い
サーブは、パデルとテニスの違いが特にわかりやすい部分です。
| パデル | テニス | |
|---|---|---|
| ボールの動作 | 板状自分のコートで1回バウンドさせて打つ | トスして空中で打つ |
| 打つ高さ | 腰より低い位置 | 高い位置 |
| 打ち方 | 下から打つ | 上から打つ |
パデルのサーブは、自分でバウンドさせたボールを腰より低い位置から打つため、テニスのように高い位置から打つサーブとは大きな違いがあります。
テニス経験者でも、最初はサーブの打ち方に違いを感じるでしょう。
パデルに必要な道具
パデルを始めるのに必要な道具を紹介します。
- 専用ラケットとボール
- 動きやすいウェア
- シューズ
1つずつ見ていきましょう。
専用ラケットとボール
パデルでは、テニスとは異なる専用ラケットとボールを使います。ボールはテニスボールに似ていますが、パデル用に設計されたものを使用します。
パデルを知って本格的に始めたくなったら、初心者用モデルのラケットを検討してみてください。比較的リーズナブルなので、導入しやすいでしょう。
専用ラケットやボールはレンタルできる場合があるため、パデルコートのある施設を選ぶと初めてでも始めやすい!
動きやすいウェア
パデルでは、前後左右への移動や素早い方向転換があるため、動きやすいスポーツウェアを選びましょう。テニスやその他のラケットスポーツで使用するウェアでも問題ありません。
屋外施設の場合は、日差しや汗から目を守るためにバイザーやキャップの使用がおすすめです。屋内施設であれば、髪の毛がジャマにならないようにヘッドバンドを検討してみてください。
シューズ
パデルでは、コート上で素早く動けるスポーツシューズを用意しましょう。特に、急なストップや方向転換に対応できるグリップ力と安定性が重要です。
普段履いているスニーカーでは、コート上で滑ったり、横方向への動きで足元が不安定になったりするかもしれません。そのため、パデルやテニスなどのラケットスポーツに向いているシューズを選ぶことをおすすめします。
パデルは俊敏な動きを必要とするためアキレス腱に負担がかかることも!クッション性能に優れ、自分の足にフィットしたシューズを選びましょう
パデルを始める
パデルは日本でも少しずつプレイできる場所が増えており、初心者向けの体験レッスンやイベントも開催されています。
ここでは、国内での普及状況と、実際にパデルを始める方法を紹介します。
日本での普及状況
パデルは、日本で2016年に日本パデル協会(JPA)が設立され、競技の普及や大会開催、選手育成などが進められています。
2026年現在、国内には28施設のパデルコートがあり、今後も新たな施設の普及を目指しています。
近年は、初心者でも参加しやすいスクールや体験レッスンも増加傾向です。さらに、2026年9月開催の愛知・名古屋アジア競技大会では、パデルが正式競技として採用されました。国内での認知度が高まるきっかけとしても注目されています。
プレイできる施設・体験会
パデルを始めるなら、まずは専用コートがある施設の体験レッスンや初心者向けイベントを利用する方法がおすすめです。日本パデル協会では、全国のパデルコートを一覧で紹介しており、未経験者向けの体験レッスンを受けつけている施設も掲載されています。
施設を選ぶ際は、自宅からのアクセス、屋内・屋外の違い、体験レッスンの有無、レンタル用品の有無などを確認しましょう。
実際にプレイすると、パデルの楽しさだけでなく、ラケットを握った時の手汗やグリップの滑りやすさなど、自分に必要な対策も把握しやすくなります。
パデルのグリップ滑りを防ぐ方法
パデルでは、ラケットを安定して握ることがショットのコントロールにつながります。特に手汗が多いと、汗が手のひらとグリップの間に入り、ラケットが滑りやすくなります。
グリップがずれると、握り直す回数が増えたり、必要以上に力を入れて握ったりする原因となりパフォーマンス低下につながる可能性も。
ここからは、グリップ滑りの代表的な防止方法を紹介します。
グリップテープ
グリップテープは、ラケットの持ち手に巻いて使うアイテムです。手汗対策としても利用されており、汗を吸収しやすいタイプや、表面の摩擦によって握りやすさを高めるタイプがあります。
手汗でグリップが滑る場合は、テープを新しいものに交換するだけでも握り心地が変わることがあります。長く使ったテープは汗が染み込み、表面が傷んで滑りやすくなるため、状態を確認して交換しましょう。
グリップパウダーや滑り止めローション
グリップテープを替えてもラケットが滑る場合は、パウダーや液体タイプの滑り止めを使う方法があります。手やグリップの水分による滑りを抑え、ラケットを握った時の安定感を高めることが目的です。
パウダータイプは手に適量をつけて使用するものが一般的です。一方、ローションなどの液体タイプは、手やグリップに塗って使う製品があります。
夏場のように手汗が増える時期は、グリップテープとの併用もおすすめです。
手汗によるグリップの滑りにはCHALKLESSという選択肢
手汗によるグリップの滑りが気になる場合は、手元に使う滑り止めを取り入れるのも1つの方法です。CHALKLESSは、グリップ力と持続力が魅力の画期的な滑り止めパウダーです。
ここからは、CHALKLESSの特徴やグリップテープとの違い、そのほかのスポーツでの活用方法などを解説します。
CHALKLESSの特徴とは?
CHALKLESSは、手やグリップの滑りを抑えるために開発されたパウダータイプの滑り止めです。CHALKLESSの具体的な特徴や魅力を見ていきましょう。
- 皮脂を吸収:独自技術で皮脂や油分を吸収し、滑りの原因にアプローチ
- グリップ力を高める:ナノレベルの凹凸構造によって、接地面に摩擦を生み出す
- 汗や水分を弾く:コーティング膜によって水分を弾き、グリップ力を保ちやすくする
- 幅広い競技で使える:テニスやパデル、ゴルフ、野球、バドミントンなど、グリップ力が求められる競技に対応
パデルのようにラケットを握り続けるスポーツでも、手汗による滑りが気になる人の選択肢になるでしょう。
グリップテープとの違いや活用方法
グリップテープとCHALKLESSは、どちらもラケットを握りやすくするために役立ちますが、使う場所と役割が異なります。グリップテープはラケットの持ち手に巻いて、握った時の感触や汗の量などを調整するものです。
一方、CHALKLESSは手に使用し、汗や皮脂による滑りを抑えることが目的です。
そのため、どちらか一方だけでなく、グリップテープで土台を整えたうえで、手汗が気になる場面にCHALKLESSを取り入れるという活用方法をおすすめします。
まとめ
この記事では、パデルの基本ルールやテニスとの違い、必要な道具について紹介しました。さらに、パデルをプレイする際に気になりやすい手汗によるラケットのグリップ滑りと、その対策についても解説しています。
せっかく練習しているのに手汗でラケットが滑ると、ショットが安定しなかったり、ラケットを握り直す回数が増えたりします。「もっと思い通りにプレイしたいのに」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そんな手汗による滑り対策の選択肢として、CHALKLESSがあります。手汗を気にせずプレイそのものに集中したいなら、滑り止めアイテムを活用してみてはいかがでしょうか。パデルが気になった人は、まずお近くの施設へ体験プレイに行ってみましょう。
- Japan Padel League「パデルとは?ルール・始め方を初心者にもわかりやすく完全解説」
https://japanpadelleague.com/padel-guide/ - 日本パデル協会
https://www.japanpadel.com/ - DUNLOP「パデルを始めよう。」
https://sports.dunlop.co.jp/padel/about/aboutpadel3.html - Babolat「パデルをプレイする上で必要なすべての道具」
https://www.babolat.com/jp/news-articles-blog-padel-article-equipment/padel-article-equipment.html?srsltid=AfmBOoqmleILGd0ef9H3cjgXfLN4NrshZoRJn5g7pEKSaHWOVZODSwMZ - Babolat「パデルのルール:初心者向け完全ガイド」
https://www.babolat.com/jp/news-articles-blog-padel-rules/padel-rules.html?srsltid=AfmBOopXHnnh2q_5s89abZtlbNxxMgF7H5xd-K4-ZDfsrJIqHsW8mRAB - Red Bull「パデルとは?:次世代ラケットスポーツ完全解説!」
https://www.redbull.com/jp-ja/what-is-padel-tennis-guide - On「パデルとテニス:それぞれの特徴とピックルボールとの違い」
https://www.on.com/ja-jp/stories/padel-vs-tennis?srsltid=AfmBOoqevxQlgkqA-RC8A5SS0bZKz6EENOM1hKgkKt2WXQtGuI88Ncsy
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