テニスラケットのグリップの正しい握り方をご存知ですか。特に、テニスを始めたばかりだと、どのようにラケットを握れば良いかわかりませんよね。実は、テニスラケットのグリップの握り方によって、打てるショットは異なります。また、手汗でラケットが滑ってしまうと、ショットのクオリティ低下に直結します。
そこで今回はグリップの正しい握り方や種類を紹介します。さらに、悩ましい手汗対策も合わせて解説します。この記事を読めば、今まで打ちづらかったショットが打てるようになり、手汗でグリップが滑ることがなくなりますよ。ぜひ、参考にしてくださいね。
加藤 晴暉
テニスコーチ/ライター
5歳からテニスをはじめ、中学では個人シングルスで東京都ベスト8、高校では団体戦で6位の実績を持つ。テニススクールで4年間テニスインストラクターとして、子どもから高齢者まで幅広く指導を行う。現在はテニスコーチと、テニスの知見を活かしたコラム執筆をしている。
テニスラケットのグリップの握り方はパフォーマンスに影響する
テニスでは、ラケットの握り方がプレイに大きく影響します。アマチュアテニスプレイヤーはもちろんプロテニスプレイヤーも同様に、プレイ中は頻繁にグリップを握り替えて多彩なショットを繰り出します。
打ちたいショットに適さない握り方だと、ボールに力が伝わらなかったり、体に負担がかかったりする可能性があります。
たとえば、スライスを打つ場合は、コンチネンタルグリップが適切な握り方です。テニスには複数のショットがあるため、ラケットの握り方にも多くの種類があります。握り方の種類や特性を理解することで、ショットの安定感が向上し、プレイの幅も広がります。
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テニスラケットのグリップの握り方の種類
テニスラケットの基本的な握り方は、大きく4種類です。
- コンチネンタルグリップ
- イースタングリップ
- セミウエスタングリップ
- ウエスタングリップ
打ちたいショットに合わせてラケットの握り方を上手く使い分けることで、プレイの幅が広がります。ラケットの握り方の種類と、それぞれの特徴を解説します。
コンチネンタルグリップ
- 握り替えずにフォアハンドとバックハンドを打てる
- スライス回転をかけやすい
- 力が入りづらい
イースタングリップ
イースタングリップとは、ラケットの打球面に手のひらを乗せたまま、グリップにスライドさせて持つ握り方のこと。握手するようなイメージです。コンチネンタルグリップよりも手のひらでボールを打つ感覚があるため、初心者でも打ちやすい握り方でもあります。
- フラットショットを打ちやすい
- オールラウンドに使える
- 回転をかけにくい
- 打点が高いと力を入れづらい
セミウエスタングリップ
セミウエスタングリップとは、ウェスタングリップとイースタングリップの中間で持つ握り方です。幅広いボールに対応できるため、現代テニスの主流となっています。
- 握力が弱い方でも力を入れてラケットを振りやすい
- 回転をかけやすく球種の打ち分けに向く
- ウエスタングリップに比べるとボールに回転をかけにくい
- 高い位置のボールには力を入れにくい
ウエスタングリップ
ウエスタングリップとは、ラケットの打球面を地面と平行にし、握手するように持つ握り方です。主に、フォアハンドストロークやバックハンドストロークで使用されます。元世界ランク4位の錦織圭選手は、ストロークでウエスタングリップを使用しています。
- トップスピン系のボールを打ちやすい
- 高い打点を強打しやすい
- 低い位置のボールを打ちにくい
- リーチが短くなるため、遠いボールを返球しにくくなる
コンチネンタル→イースタン→セミウエスタン→ウエスタンの順に利き手を外側に回していく、というイメージで覚えましょう!
テニスラケットのグリップ握り方のポイント
グリップを握る際に気を付けておくべきポイントは、大きく3つです。
- グリップと手のひらの位置関係
- 力が入りやすい腕の角度を保つ
- 力を抜いて握る
自分に合った握り方は、打点で一番力が入りやすくなります。反対に打点で力が入りづらいのであれば、その握り方は自分には合っていないということです。また、無駄な力が入った状態にならないよう、グリップに適度な防滑性をもたせるといいでしょう。力を抜いて、自然なスイングができる握り方やグリップを探しましょう。
人それぞれ骨格が異なるので、必ずしも他の人と同じグリップがいいというわけではありません。自分が一番力の入りやすい握り方を探してみましょう。
グリップの安定性をアップさせるには
テニスのプレイ中に手汗をかくと、グリップが滑ってしまうことも。プレイ終了まで安定してグリップを握り続けるには、大きく2つの方法があります。
- グリップテープを巻き替える
- 手汗対策をする
これらの対策を講じることで、ストレスなくプレイに集中することができます。
グリップテープを巻き替える
グリップが滑る大きな原因は、グリップテープの劣化です。長期間、同じグリップテープでプレイし続けていると、経年劣化によりグリップ力が低下します。グリップの握り心地が悪くなったら、新しいグリップテープに巻き替えましょう。グリップテープの巻き替えの目安は、おおよそ1ヶ月です。
グリップテープは、大きく2種類です。自分に合ったものを選択しましょう。
- ドライタイプ:手汗が気になる方向け
- ウェットタイプ:手汗が気にならない方向け
グリップテープは薄手のものから厚手のものまで、さまざまな厚みを選択できます。また、テープの表面に凸凹が施されたものや、湿気を逃す穴があけられたものなども販売されています。実際に使用して、自分好みのグリップテープを見つけましょう。
手汗対策をする
グリップテープを巻き替えても、あまりにも手汗が多いと滑ってしまう可能性があります。手汗によってグリップの握り心地が悪くなるのが早まったり、グリップテープを巻き替える頻度が高くなったりすることも。特に、ドライタイプのグリップテープはウェットタイプよりも耐久性に劣るため、必然的に巻き替える頻度が高くなりコストも嵩みます。
テニスの手汗対策には「チョークレス」に代表される制汗パウダーがおすすめです。チョークレスを使えば、手汗によるグリップ力の低下を効果的に防ぐことができます。チョークレスは、手汗をかいても瞬時に撥水。水分をはじく革新的な制汗パウダーです。長時間のプレイでも高いグリップ力を維持できるので、手汗を気にせずより高いパフォーマンスを発揮できます。
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まとめ
テニスラケットのグリップの握り方の種類や握り方のポイントを中心に、グリップの滑り止め対策を解説しました。打ちたいショットに適さない握り方をしていると、グリップが安定せずプレイに支障が出てしまいます。特に、テニスではグリップが重要とされています。
より高いパフォーマンスでプレイするために、自分に適した握り方を研究しましょう。また、手汗によってグリップ力が低下したり、プレイ中にラケットが滑ったりしてしまうなら、チョークレスで解決できます。手汗の悩みを解消するチョークレスで、快適なテニスライフを楽しみましょう!
<参考文献・URL>
プレーの幅を広げるテニスグリップの握り方! ポイントや注意点を解説
https://media.alpen-group.jp/media/detail/other_240520_01.html
“Tennis’s コラム「D・style」”~第5回「テニスラケットの正しいグリップ(握り方)とは」~
https://sports.dunlop.co.jp/tennisschool/updates/detail/20210909152126.html
テニスの握り方(グリップ)と基本グリップの種類
https://www.tennisbear.net/blog/1201