「トレーニンググローブの購入を検討しているけれど、どんなグローブを選んでいいのかわからない…」という方は多いのではないでしょうか。
しかし「トレーニンググローブの選び方」さえ知っていれば、自分に合ったトレーニンググローブを簡単に見つけることができます。
今回は、パーソナルトレーナーである筆者が、トレーニンググローブの選び方をお伝えした上で、おすすめの商品10選を紹介します。また、記事の後半で、トレーニンググローブのデメリットを解消できる最新の注目アイテムも紹介し、実際に商品を使って使用感や特徴をレビューしています。
町田 晋一
トレーナー
トレーニングモデルをしていた頃に、禁酒と食事制限でリバウンドを繰り返し、ダイエットに失敗した経験から、無理な食事制限をせず継続できるダイエットを指導。特にぽっこりお腹に悩む女性への指導を得意とし、「姿勢改善」「筋肉量アップ」「脂肪燃焼」という3つのアプローチからなる独自のお腹瘦せメソッドを提唱している。
現在は、東京都渋谷区・新宿区のパーソナルジムで活動する他、セミナー講師、美容サイトの公式アンバサダー、フィットネスライター等幅広く活動している。パーソナルトレーニング指導歴22年。
トレーニンググローブの選び方
トレーニンググローブを選ぶ際のポイントは「目的」と「使いやすさ」の2つです。どんな目的でトレーニンググローブを着用するのか、使っていて快適か、着脱しやすいかといった点を考慮して選びましょう。
目的に合ったグローブを選ぶ
まずはトレーニンググローブを着用する目的を明確にし、それに合ったグローブを選ぶようにしましょう。
トレーニンググローブを着用する主な目的として、以下の4つが考えられます。
- 手の痛みを防ぐため
- マメを防ぐため
- 手首を保護するため
- 握りやすさを重視するため
では、それぞれの目的に合ったグローブを見ていきましょう。
手の痛みを防ぎたい場合は「生地の厚いタイプ」
生地の厚いトレーニンググローブを着用することで、器具との摩擦を軽減し、手のひらを保護して手の痛みを防ぐことができます。
ウエイトトレーニング初心者や、バーを強く握りすぎてマメができてしまう方にもおすすめです。
マメを防ぎたい場合は「指の付け根を補強したタイプ」
マメができやすい指の付け根にジェルが内蔵されているので、手にかかる摩擦や負担を軽減できます。
「マメを防ぎたい」という方や「いつも指の付け根にマメができてしまう」という方におすすめです。
手首を保護したいなら「リストラップ付き」
「ベンチプレス」や「ショルダープレス」など、手首に負担がかかりやすいトレーニング種目を行うなら、リストラップ付きのものを選びましょう。
手首の痛みが気になる方や、手首のケガを予防したい方におすすめです。
握りやすさを重視したい場合は「生地の薄いタイプ」
握りやすさを重視したい方や、素手に近い感覚でウエイトトレーニングを行いたい方は、生地の薄いタイプを選びましょう。
ただし、生地の厚いものと比べて手のひらの保護能力が落ちるため、ある程度ウエイトトレーニングに慣れた方におすすめと言えます。
使いやすいトレーニンググローブのチェックポイント
トレーニンググローブを着用する目的を明確にし、それに合うトレーニンググローブが見つかったら、次に「使いやすさ」を考慮してそれぞれのアイテムを見極めていきます。
通気性・手入れのしやすさ
使っていて快適にトレーニングできるか、「通気性」をチェックしましょう。メッシュ素材や通気孔を搭載したグローブは湿気がこもりにくいです。
毎回のトレーニングで使う場合には、お手入れのしやすさも欠かせません。洗濯機洗いに対応したグローブであれば、使用後に手軽に洗濯できて清潔な状態をキープすることができます。
着脱しやすさ・フィットするサイズ
着脱しやすく手にフィットするサイズであるかも確認しておきましょう。
フィン付きのグローブであれば、手汗をかいた時に簡単にグローブを脱ぐことができます。
手のサイズに合わないグローブだとケガをしてしまうリスクが高くなるので、ご自分の手にフィットするサイズのグローブを選ぶようにしましょう。手のサイズは、手を軽く開いた状態で親指以外の拳下部分をメジャーで巻いて測定します。
トレーニンググローブのおすすめ10選|トレーナーが厳選
本記事にて紹介している商品情報は2024/1/26時点のものです。価格やパッケージの変更、製造・販売中止、在庫切れの可能性もありますのでご注意ください。
créer(クレエ) トレーニンググローブ
商品情報
ブランド名:créer(クレエ)
商品名:トレーニンググローブ
価格:1,780円(税込)
優れたクッション性で手のひらを保護しつつ、リストラップ付きで手首をしっかり固定できます。更に通気性や耐久性にも優れているので、トレーニンググローブを初めて使う方におすすめです。洗濯できるのも◎
手のひらと手首の保護ができる上、通気性と耐久性に優れてお手入れもしやすいので、初めてのトレーニンググローブ選びで迷ったらコレがおすすめです!
【f-min】 トレーニンググローブ
商品情報
ブランド名:f-min
商品名:トレーニンググローブ
価格:1,000円(税込)
手のひらにクッションと滑り止め加工が施されているので、手のひらを保護しつつ前腕部の消耗を防ぐことができます。手首をしっかり固定できるのもポイントです。こちらも初めてトレーニンググローブを使う方におすすめです。
滑り止め加工によりグリップが安定し、手のひらを保護しながら効果的にウエイトトレーニングを行うことができます!
generic トレーニンググローブ
商品情報
ブランド名:generic
商品名:トレーニンググローブ
価格:999円(税込)
手首のベルトが長いので、手首をがっちり固定できる点がこのグローブの特徴です。また、耐久性にも優れており、くり返し洗濯しても長く使用することができます。
手首を痛めたくない方に最適なグローブです。また、「ベンチプレス」や「ショルダープレス」などを行うと手首への負担を感じる、という方にもおすすめですよ。
GW SPORTS トレーニンググローブ
商品情報
ブランド名:GW SPORTS
商品名:トレーニンググローブ
価格:1,980円(税込)
手のひら部分に滑り止め素材を使用しており、マメを防ぎながら効果的に筋肉を鍛えることができます。リストラップ付きで手首を保護できるのもポイントです。
「いつもバーを強く握りすぎて手のひらにマメができてしまう」という方におすすめです。洗濯もできるので、毎回清潔な状態でトレーニングできます。
WL Products トレーニンググローブ
商品情報
ブランド名:WL Products
商品名:トレーニンググローブ
価格:1,298円
調整可能なストラップにより、適切な圧力で手首を保護できるのが特徴です。通気性にも優れており、快適にトレーニングを行いたい方にもおすすめです。
手首の痛みを防ぎつつ、手汗を気にせずに快適にトレーニングできます。ストラップの長さを調整できるところが嬉しいポイントです!
Harbinger(ハービンジャー) Flexfit ウエイトリフティンググローブ
商品情報
ブランド名:Harbinger(ハービンジャー)
商品名:Flexfit ウエイトリフティンググローブ
価格:4,400円(税込)
マメのできやすい手のひら上部にジェルパッドが施されているので、手のひら上部のマメを防ぐことができます。洗濯機と乾燥機の使用も可能です。
手のひらにマメを作りたくない方や、グローブを毎回のトレーニングで使う方におすすめです。洗濯機と乾燥機も使用できるので、メンテナンスがしやすく使いやすいですね!
RIMSports ジムトレーニング用手袋
商品情報
ブランド名:RIMSports
商品名:ジムトレーニング用手袋
価格:12,601円(税込)
このグローブの最大の特徴は、軽量素材でできているという点です。手のひら側には高品質クッションが入っており、手のひらを保護しつつ効果的に筋肉を鍛えることができます。洗濯も可能です。
軽量素材でできていることから、女性にもおすすめできるトレーニンググローブです!洗濯もできるので、清潔感を保ちながらトレーニングできます。
ゴールドジム プロトレーニンググローブ
商品情報
ブランド名:ゴールドジム
商品名:プロトレーニンググローブ
価格:6,600円(税込)
手のひら部分の生地が薄いので、素手に近い感覚でトレーニングしたい方におすすめです。リストラップ付きで手首をしっかり固定することもできます。また、指先にフィンが付いているので着脱しやすいのも特徴です。
「素手に近い感覚でトレーニングしたいけれど、手首はしっかり固定したい」という方におすすめです。着脱しやすいので、手汗をかいても簡単にグローブを脱ぐことができます。
SIMARI トレーニンググローブ
商品情報
ブランド名:SIMARI
商品名:トレーニンググローブ
価格:1,980円(税込)
手のひらと手の甲の部分に通気性の高い素材が使用されているので、通気性に優れている点が特徴です。そのため、快適にトレーニングしたい方や手汗が気になる方におすすめできるグローブです。
優れた通気性により、グローブ内のムレを気にすることなく快適にトレーニングできます。「通気性の良さ」で選ぶならコレがおすすめです!
AZLIV FITグローブ
商品情報
ブランド名:AZLIV
商品名:FITグローブ
価格:1,980円(税込)
手のひら部分が薄手になっており、素手に近い感覚でトレーニングできます。手首まわりを覆っていないので、スマートウォッチを併用できるのも特徴です。通気性が良く、洗濯もできます。
ほとんどグローブを付けていない感覚でトレーニングできるので、握りやすさを重視したい方におすすめと言えます。
トレーニンググローブのデメリット
トレーニンググローブを着用することで、手のひらや手首の保護、マメの防止、ウエイトトレーニングのパフォーマンスアップなどといったさまざまなメリットがあります。一方で、トレーニンググローブには以下のようなデメリットもあります。
- 着脱が面倒
- 洗濯しても臭いが気になる
フィン付きのグローブであっても、いちいち着脱するのは面倒ですよね。また、洗濯機に対応していても悪臭が残ってしまい、それが気になることもあります。
トレーニングからスポーツのパフォーマンスアップまで対応できるチョークレス
トレーニンググローブのデメリットをカバーできるのが、ここで紹介する「チョークレス」です。今回、日本に上陸したばかりのチョークレスをトレーナーの筆者が実際に試してみて、特徴や使用感を紹介します。
手汗滑りからの解放
革新的な滑り止め | CHALKLESS
CHALKLESSの8グラム入りボトル。手軽に持ち運べるサイズで、場所を取りません。ボトル1本で約40回分の利用が可能。
商品情報
ブランド名:CHALKLESS
商品名:CHALKLESS ボトル (8g)
価格:単品 3,520円(税込)
少量でトレーニンググローブの代わりに!軽くて持ち運びに便利
「チョークレス」というネーミング通り、これまでの粉チョークや液体チョークとは異なり、白い粉は発生せず乾きやすいのが特徴です。
チョークレスは小さな透明な粒々で、息を吹きかけると飛んでいってしまいそうな程の軽さです。そのため、ボトルをカバンに入れて気軽に持ち運びができます。
手のひらにティースプーン0.5〜1杯半分(10円玉程度)を手にとり、手のひら全体になじませるだけでトレーニンググローブと同等の効果が得られます。
手のひらに汗をかくと、この粒々が白く濁り、パウダー状になり、滑り止めになるのです。
とにかく優れたグリップ力!
パーソナルトレーナーである筆者が実際にチョークレスを使ってみて感じたことは、グリップ力がとにかく優れていることです。
グリップが安定するので、手の痛みやマメを防ぐことはもちろんのこと、ターゲットとなる筋肉を意識して鍛えることができます。
そのグリップ力は、手汗をかいても持続します。
むしろ手汗をかいた状態の方が手になじんで、より使いやすさが実感できました。
あらゆる目的に対応! スポーツや建設業、宅配業にも◎
トレーニング中に手のひらを保護したい場合、トレーニンググローブは生地の厚いタイプを選ぶことになりますが「素手に近い感覚でトレーニングしたい」人には厚手のグローブは邪魔になります。手のひらを保護しながら素手でトレーニングできるのがチョークレスの良いところです。
また、手汗を気にせず着脱する必要もないのもチョークレスを利用していて感じるメリットです。つまり、チョークレスはトレーニングのさまざまな目的に対応できるのです。
強力なグリップ力によりウエイトトレーニングだけでなく、ゴルフやクライミング、ボルダリング、テニスなどといったグリップ力が必要となるスポーツにおいても効果を発揮します。また、スポーツの場面だけでなく建設業や宅配業など握力を必要とする仕事でも活用できるでしょう。
ハンドソープで簡単に落とせる!
トレーニンググローブは汗をかいたら洗濯して乾かさなければなりませんが、チョークレスはその手間もありません。ハンドソープで手を洗うだけで簡単に落とせます。
まとめ
今回は「どんなトレーニンググローブを選べばよいのかわからない…」という方に向けて、トレーニンググローブの選び方とおすすめのトレーニンググローブ10選を紹介しました。
目的と使いやすさの2つに着目してトレーニンググローブを選べば、ご自分に合ったトレーニンググローブを見つけることができ、トレーニングを安全で効果的に行えるようになります。
「素手に近い感覚でトレーニングしたい」という場合は、マルチな目的に対応でき、手軽に使えるチョークレスがおすすめです。
ぜひトレーニンググローブ選びのご参考にしてください!