ゴルフクラブのグリップにこだわりを持っていますか?
グリップの一番の役割は、スイングを安定させること。体と唯一の接点であることからも、とても重要な役割を担います。
グリップは消耗品のため、新品の状態がもっともグリップ力が高く、使っていくうちに徐々に落ちて劣化していきます。
仮に14本すべてのグリップ交換をするとなると時間や結構なお金がかかりますが、そんな時、劣化を少しでも遅らせることや、グリップ力を復活させることができたらいいと思いませんか?
例えば明日、大事なラウンドの予定があるのに、最近滑るなと思っていたグリップの交換を忘れてしまったときなど、応急処置でもグリップ力を復活させることができれば助かりますよね。
今回はそんなゴルフクラブのグリップ力が低下したときの対策として、巷で良いといわれる5つの対処法を試した結果とともに、たった30秒で滑りを防止できるおすすめアイテムについてもご紹介します。
オレンジマン
ライター
インスタグラムでオレンジマンとして活動中のアマチュアゴルファー。ゴルフ歴は18年で、ここまで独学でゴルフを学びベストスコアは68までに。インスタグラムではプロとは違う、アマチュアならではの目線でゴルフの楽しみ方を発信中。ゴルフに関する事なら、ギア、ファッション、ガジェット、練習器具、全てに興味を持ち精通しています。
USGAとR&A公認!試合でも使用可能
スコアアップ・飛距離アップも夢じゃない!
圧倒的なグリップ力と持続力をもたらす滑り止め「チョークレス」が日本初上陸!
使い方はかんたん。独自の特許技術”モンスターパウダー”を手に擦り込むだけ!自分自身の手の感覚を残しつつ、グリップ力が圧倒的に向上するという優れモノです。
手の乾燥や手汗で手滑りが気になる人にこそオススメ。驚異的なグリップ力を発揮するので、今まで以上にパフォーマンスに集中できることでしょう。趣味やスポーツ時の頼もしい相棒になってくれるはず。
【特徴】
1.驚異的なグリップ力
2.圧倒的な持続力
3.手汗や水を弾く撥水性
4.待たずに使える即効性
5.米国特許取得済み
ゴルフにおけるグリップの重要性
グリップといっても種類はさまざま。主な違いは、「重さ」「太さ」「硬さ」「素材」ですが、グリップ力に影響を与えるのは「素材」です。
グリップの素材は大きく分けて、「ラバー系(ゴム系)」と「エラストマー系(樹脂系)」の2種類があり、それぞれ以下のような特徴をもっています。
硬いものが多い・優れたグリップ力・比較的低安価な価格帯・劣化が早い
柔らかいものが多い・耐久性が高い・デザインやカラーが豊富・やや高価な価格帯
「ラバー系」も「エラストマー系」もメリット・デメリットがありますが、どちらの素材でも劣化が進めばグリップ力は落ちます。
グリップ力が落ちると、本来のスイングができなくなることや、滑らせまいと手に力が入ってしまいミスショットに繋がることも。また、雨や手汗で滑るようになり、手から抜けてクラブが飛んでしまうといった物理的な危険性もあります。
自分に合うグリップを見つけることは大事ですが、いいプレーをするためには、いかにグリップ力を低下させないかについても対策を講じることが必要でしょう。
巷で言われるグリップ力の回復法とは?
ゴルフクラブのグリップは使えば使うほど、残念ながらその力は徐々に落ちていきます。濡れタオルで拭くなどの日頃のお手入れも大事ですが、それでも劣化は防げません。
ここでは、巷で言われるグリップ力を一時的に回復させる方法についていくつかご紹介します。
水洗い(食器用洗剤)
1番簡単でお手軽なのが、台所などにある食器用洗剤(中性洗剤)を使いスポンジでゴシゴシと洗う方法です。一般家庭であれば特別に用意するものもなく、誰でもできるのではないでしょうか。
注意点として、グリップエンドにある小さな穴から洗剤や水分がシャフト内に入らないようにすること。スチールシャフトだと錆や腐食の原因になるので気をつけましょう。
パーツクリーナーで拭き取る
パーツクリーナーは、主に自動車整備工場などで使われる脱脂を目的としたスプレータイプの薬品です。ホームセンターなどで1本500円以下で購入できるので、入手は難しくありません。
グリップに付着した汚れや手汗、皮脂などをしっかり落とすことが可能。注意点としては、人体に害のある薬剤なのでゴム手袋、ゴーグルなどの着用が推奨されます。またガス式のスプレーのため、火を使う器具の周りでの使用は避けたいですね。
消しゴムで擦る
消しゴムも、どこでも手に入るアイテムで、水も使わずに擦るだけなので簡単です。ただ、グリップ全体を擦るのは大変な作業ですし、クラブが複数本あればそれだけ時間と労力がかかります。大きな注意点はありませんが、擦りすぎて逆にグリップが凹むなどのダメージが出ないように気をつけましょう。
金だわし
台所などで使う金だわしでゴシゴシと洗う方法です。通常のスポンジよりも硬いのでグリップの表面を薄く削ることができそうですね。「金だわし+洗剤」を使うと、より効果が期待できそうです。消しゴム同様に削りすぎには注意が必要です。
紙やすりを使う
紙やすり、またはサンドペーパーを使いグリップ全体を擦る方法です。紙やすりは100円均一のお店などで簡単に入手可能。
グリップ表面を削ることで、劣化したゴムの下の層が出てくるので、グリップ力の回復が期待できそうですね。
注意点は、満遍なくやらないと削れた箇所・削れなかった箇所ができてしまうこと。また、紙やすりには番手と言われる粒度があり、あまり粗すぎる番手を使うと削りすぎてしまう恐れがあります。目安として#60〜#120(番手は数字が小さいほうが荒い)を使うといいでしょう。
巷で言われるグリップ力の回復法を実際に試してみた!
巷で言われるグリップ力の回復法について実際に試してみました。本当に効果があるのか検証結果をご覧ください。
検証で使用するグリップは、ラバー系とエラストマー系の2種類です。
どちらも使用済みで長期間使わずに放置していた物になります。
水洗い(食器用洗剤)
まずは水洗いを試します。表面の汚れはきれいになったように思いますね。しっかりと乾拭きをして、改めて握ってみます。
何もしないよりは、多少回復している気はします。ですが、それ以上の効果は望めそうにありません。やらないよりはマシかもしれませんが、応急処置に変わりはありませんね。
パーツクリーナーで拭き取る
タオルにパーツクリーナーを染み込ませゴシゴシと拭き取ってみました。表面の汚れは一気に取れてかなり綺麗な状態に。パーツクリーナーは揮発性が高いので、しばらくすると乾くのが特徴です。
改めて握ってみると、水洗いよりはマシかな?という程度の効果。すぐに劣化した状態に戻ってしまうのが予想できます。
消しゴムで擦る
ノートの文字を消すのと同様に、グリップ全体を消しゴムで擦ってみました。表面が硬化して若干ツヤがあったものがなくなり、復活したように見えます。
改めて握ってみると、確かに表面のツルツル感は改善され、グリップは少し復活している印象。ですが、硬化していることに変わりはないので長持ちはしないでしょう。
また、労力と時間がかかるので、複数本のクラブを行うのは難しいですね。
金だわし
グリップ表面を軽く濡らし、さらに中性洗剤を使用しながら金だわしでゴシゴシと擦ってみました。
中性洗剤で洗うだけよりは、効果がありそうですね。しっかり乾かしてみると表面の汚れもよく落ちていて硬化していたツルツルの箇所も少し改善されています。
握ってみるとグリップ力はやや回復している程度で、少し期待はずれの印象。また、消しゴム同様に労力のかかる作業です。
グリップを物理的に削りとる方法のため、手を滑らせて金だわしをシャフトに当ててしまうと確実に傷をつけてしまいます。シャフトが傷つくのはショックですし、できれば避けたい方法です。
紙やすり
紙やすりを使う時はあまり小さなサイズではなく、手のひらサイズ程の大きさで使うのがよさそうでした。
今回使用したのは、#120の粒度の紙やすり。表面のツルツルを削るように何度か擦ってみます。見た目でもわかるほど、表面は本来のグリップの質感を取り戻せました。
握ってみるとこれまでの回復法の中では1番良い手応え。ただ、表面を深く削り取るわけではないので長持ちはしないかもしれません。
こちらも金だわし同様に、シャフトを傷つける恐れがあり、慎重に行う必要があります。
ゴルフクラブのグリップ力を回復させるには?
巷で言われるグリップ力の回復法はどれもそれほど効果のない印象でした。では、グリップが劣化したときの有効な対策はないのでしょうか?
対処法として私が試したなかでもっともおすすめなのは、グリップ力を生み出してくれる「チョークレス」という商品を使うこと。日本初上陸の革新的な滑り止めとして話題のアイテムです。
チョークレスをグリップに塗るとどうなる?
これまで5つの回復法の検証で使ったグリップとは別のグリップに、チョークレスを塗り込んでみます。
最初は手のひらに小さじ一杯ほどのチョークレスを出し、その上にグリップを乗せ、グリップを握りながら前後に動かし塗り込むイメージで実施。黒色のグリップ全体に若干粉っぽさの残る仕上がりです。
改めて握ってみると、やはり滑り止めの効果は抜群で、これまでのどの回復法よりも滑らなくなりました。さらにグリップ自体に加工を施すのではなく、ただ塗り込むだけという手軽さも魅力。
他の回復法はグリップ1本に対して数分間、物によっては10分近くかかっていましたが、チョークレスは塗るだけなので、30秒もあれば十分です。
また、グリップに塗ると同時に手の平にも塗り込めるのは一石二鳥。塗り込むタイミングは実際にプレーをする直前や、練習場などでクラブを握る直前がいいですね。
USGAとR&A公認で試合で使えるのも嬉しいポイント。練習から本番まで、幅広いシーンで活躍してくれる頼もしいアイテムなんです!
チョークレスの効果の持続時間は?
チョークレスの使用で気になるのが、効果の持続時間だと思います。
チョークレスはゴムや樹脂との相性がよく、1ラウンドや1回の練習程度では取れません。次のラウンドや練習でも再度塗り込む必要もないと思います。2〜3回のラウンドで塗り直すことを考えると、チョークレス1つで長期的に使えます。
ラウンドや練習では、あまり使わないクラブもあるので、そういったクラブは再度塗り込む必要はありません。また、実際に触ってみて、グリップ力が落ちてきたかな?と感じればチョークレスを塗り直すような使い方でいいと思います。
とても細かい粉末を塗り込むだけなので、金だわしや紙やすりのようにシャフトを傷つけてしまう心配がないのも大きなメリットですね。
グリップ力をより高めるチョークレスの効果的な使い方
巷で言われる5つの回復法を検証したなかで、1番効果を感じられたのは”紙やすり”で表面を削る方法でした。
それでも、チョークレスを塗り込んだ場合と比べると効果は劣ります。チョークレスは劣化したままのグリップに直接塗りこんでも滑り止めの効果は絶大ですが、下処理として先に紙やすりをかけておくと、さらにグリップ力が増し長期間の効果が期待できるでしょう。
グリップ1本に紙やすりをかけるのは、それなりの労力がいるので覚悟して行わないといけませんが、グリップを交換する以外で1番グリップ力を高められる方法ではないでしょうか。
今回はグリップに注目していますが、クラブのグリップ力だけではなく、グローブのグリップ力にも注目したいと思います。
いくらグリップが回復したとはいえ、グローブが滑るようではいけません。そんな時にもチョークレスは優秀で、直接グローブに塗り込めばグリップ力はさらに高まります。
また、チョークレスを使用すると、撥水の効果も得られ、雨に対しても強みを発揮するので、より滑り止めの効果を体感できるでしょう。
グリップとグローブが滑らなくなれば、グリップ力に不安を抱くことなく、しっかりとスイングができますよ。
手汗滑りからの解放
革新的な滑り止め | CHALKLESS
CHALKLESSの8グラム入りボトル。手軽に持ち運べるサイズで、場所を取りません。ボトル1本で約40回分の利用が可能。
商品情報
ブランド名:CHALKLESS
商品名:CHALKLESS ボトル (8g)
価格:単品 3,520円(税込)
まとめ
今回は巷で言われるゴルフクラブのグリップ力の回復方法をいろいろと試してみました。
グリップ力が少し改善される方法もありましたが、どれも一時的な効果であることや、労力を考えると決して得策とは言えません。
チョークレスは他の方法と違い、ただ塗るだけでグリップ力が上がる優れもの。なんと言っても手軽さがうれしいですね。さらに紙やすりなどの下処理を施した後にチョークレスを使うと、より効果が増すと感じました。
チョークレスはグリップに限らず、グローブに使うことや、素手に直接つけることも可能。
グリップ力を高めるにはグリップ自体を交換をするのが1番いいのは間違いないですが、急に決まったラウンドなどでも、チョークレスがあればその場で強力なグリップ力を手に入れることができます。
チョークレスは、グリップがまだ良好な状態でも日常的に使用することで、汚れや劣化を遅らせることも期待できるアイテム。グリップの使用度に限らず使うことをおすすめします。
- 手汗でグリップが滑る方
- まだちょっと使えそうだからとグリップ交換を躊躇している方
- 新品のグリップを使う方
- 久しぶりのゴルフであまりクラブを触っていなかった方
チョークレスは、どんなゴルファーにも一度、試してほしいアイテムです。その効果の高さにきっと驚くと思いますよ。
FAQ
- ゴルフクラブのグリップを交換する目安は?
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交換の目安は、グリップが滑りやすくなったと感じるとき、硬く感じるようになったとき、凹みなどが出てきたときです。
- 雨の日や汗で手が滑るときの対策は?
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雨の日の対策は、とにかくグリップを濡らさないことに限ります。それでも濡れてしまう場合はその都度、乾いたタオルで拭きましょう。手汗などの場合は、「コード入り」という糸が練り込まれたグリップを使うと滑りにくくなります。さらにチョークレスを使うことで、滑り止めと撥水効果が期待できます。
- グリップの交換は自分でできますか?
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専用の工具(カッターや両面テープ、グリップ液など)があれば自分でも可能ですが、慣れが必要です。少しでも不安がある場合は専門店に依頼するほうが良いでしょう。